■ ケンとの出会いがくれた、小さな奇跡
数年前、我が家にトイプードルのケンがやってきた。
もう50代も半ばを過ぎていた私たち夫婦にとって、ペットを迎えるというのは少し勇気のいる決断だった。
「また手がかかる生活になるんじゃないか」
「旅行にも行けなくなるよ」
そんな不安もあったが、今ではケンがいない生活なんて考えられない。
彼が来てくれたことで、私たちの暮らしには大きな変化が生まれた。
■ 散歩がくれた、健康と人とのつながり
朝、少し早めに起きて、ケンと一緒に家の周りを歩く。
以前なら寝起きの身体は重く、腰の痛みを言い訳にゴロゴロしていた。
それが今では、
「おーい、ケン、行くぞ!」と自分から玄関に向かっている。
ケンのリードを引いて近所を歩くうちに、自然と毎日4,000〜5,000歩は歩いている。
これが、思った以上に健康に効いている。体重も少しずつ落ちて、医者からも「数値が良くなったね」と言われた。
そして何より、地域の人との交流が増えたのがうれしい。
「可愛いわね〜」「何歳なの?」と、散歩のたびに声をかけられ、
知らない人とも自然に会話が生まれる。
ケンが“人と人をつなぐ橋渡し役”になってくれている。
■ 心の安定をくれる、無言のパートナー
ケンは言葉を話さない。でも、ものすごくよく空気を読む。
私や妻が少し疲れていたり、言い合いになりそうなときは、
間にスッと入ってきて、こちらの気をそらしてくれる。
腹を見せてゴロンと寝転がったり、じっと見つめてきたり。
そんなケンの姿に、つい笑ってしまう。
イライラが静まり、冷静になれる。
まるで「まあまあ、落ち着いて」とでも言っているようだ。
ペットは言葉を持たないけれど、気持ちはしっかり伝わってくる。
それが日々の中で、じわじわと心の支えになっている。
■ ケンのおかげで、家に笑いが増えた
50代を過ぎると、どこか毎日が「同じことの繰り返し」に感じてしまうことがある。
そんな中で、ケンの存在はとにかく“変化”を運んでくれる。
- 寝相が変で笑ってしまう
- 初めて食べるおやつに大興奮
- 雷にびっくりして私の膝に飛び乗ってくる
毎日がちょっとずつ違う。
そしてその違いを、夫婦で一緒に見て、笑って、話す。
「今日はよく食べたね」
「ケン、またやってるよ〜!」
そんな会話が、自然に生まれるようになった。
■ ペットと暮らすことは「未来への投資」
ケンが家に来てから、夫婦で健康にも気をつけるようになった。
ケンに長く元気でいてもらいたいから、自分たちも元気でいようと思う。
散歩で体を動かし、ストレスをためず、笑顔を忘れずに過ごす。
ケンを通して、自分たちの人生にも“張り”が戻ったように感じる。
ペットと暮らすというのは、手間もお金もかかる。
だけどそれ以上に、「心」と「生活」に与えてくれるものが大きい。
■ 最後に
ケンがやってきてくれて、本当によかった。
ただ可愛いだけじゃない。
ケンは、私たちにとって大切な家族であり、健康と心の支えでもある。
これからも、ケンと一緒に「今日も楽しかったね」と言える毎日を
ゆっくり、じっくり味わっていきたいと思っています。

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